保育計画3歳
発達の特徴
- 園生活の流れがわかり、保育士の助けを借りながら、自分なりに身のまわりのことができるようになる（食事・排泄・昼寝・準備・片付け 他）
- 注意力・観察力が伸び、ごっこ遊びが組織的に発展し、遊びの時間もかなり持続するようになる
- 少しならば我慢もできるし、大人との約束が守れるようになる。また、進んで保育士の手伝いを行ったりするようになり、人の役に立つことに誇りや喜びを抱くようになる
- 言葉を使った表現が豊かになり、質問を盛んにし、ものの名称や機能などを理解しようとする知識欲も強くなる
- 自分のイメージを言葉、動作、造形活動などで素直に表現できるようになる
ねらい
- 身近な環境に興味をもち、自分からかかわり、生活を広げていく
- 生活に必要な言葉がある程度わかり、したいこと、してほしいことを言葉であらわす
- さまざまなものを見たり、ふれたりして、おもしろさ、美しさなどに気づき感性を豊かにもつ
- 感じたことや思ったことを描いたり、歌ったり身体を動かしたりして、自由に表現しようとする
- 一人ひとりの子どもの欲求を十分に満たし、生命の保持と情緒の安定を図る
- 食事・排泄・睡眠・衣服の着脱などの身のまわりの生活の始末や生活の仕方を身につける
- 外遊びを十分するなど遊びの中で身体を動かす楽しさを味わう
- 身近な人とのかかわり、友達と遊ぶことを楽しむ
経験内容
- 食事・排泄・睡眠・休息など生理的欲求が適切に満たされ、快適な生活や遊びをする
- 保育士の手助けを受けながら、暑さや寒さなど活動によって衣服の調節を自分でしようとする
- 外で十分に身体を動かしたり、さまざまな遊具や用具などを使った運動や遊びを楽しむ
- 保育士にさまざまな欲求を受けとめてもらい、保育士に親しみをもち、安心感をもって生活する
- 年上の友達の模倣をして遊ぶことを楽しむ
- 散歩に出かけ地域の人々とふれ合うことを喜ぶ
- 身近な動植物や自然事象をよく見たり、ふれたりして、親しみや愛情をもつ
- 身近な人々の生活を取り入れたごっこ遊びを楽しむ
- 園の行事に親子で参加し、喜んだり楽しんだりする
- 自分の思ったことや感じたことを言葉にあらわし、保育士や友達と言葉のやり取りを楽しむ
- さまざまな素材や用具を使って、描いたり、好きなように造形を楽しむ
- 動物や乗り物などの動きを真似て身体で表現することを楽しむ
保育士の配慮
- 子どもの気持ちをあたたかく受容し、優しく応答し、保育士と一緒にいることで安心できるような関係をつくる
- 身のまわりのことは、一応自分でできるようになるが、自分でしようとする気持ちを大切にしながら、必要に応じて援助する
- 摂取量に個人差が生じたり偏食がでやすいので、一人ひとりの心身の状況を把握し、食事は楽しい雰囲気の中でとれるよう配慮する
- 友達との関係については、保育士や遊具その他のものを仲立ちとし、その関係がもてるよう配慮する
- 身近なさまざまなものに興味をもつので、その興味、探索意欲などを十分に満足できる環境を整え、保健、安全面に留意して意欲的なかかわりをもてるようにする
- 思ったことや感じたことを言葉で表現できるよう保育士がおちついて聞き取り、表現したい気持ちをうけとめる
- 身近なものに直接ふれたり、扱ったり、新しいものに驚いたり、不思議に思うなどの感動をする経験が広がるように環境を整え、その気持ちを共感していく
